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GIA 4Cダイヤモンド ブログ

GIA 4Cダイヤモンド ブログ

GIAダイヤモンドとは?
婚約指輪を購入する際に、「GIAダイヤモンド」という言葉を目にするでしょう。これは、4Cの考案者であり、独立したダイヤモンドの権威であるGIAにより鑑定されたダイヤモンドであることの略称です。 GIAダイヤモンドについて、また、賢くお買い物をする方々がGIAを信頼する理由について、詳しくご説明いたします。
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GIAダイヤモンド カット グレード:知っておくべき6つのこと

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この記事の内容は次のとおりです。

  1. ダイヤモンドのカットの品質とそれが重要である理由
  2. GIAダイヤモンド カット グレードの詳細
  3. ダイヤモンドの煌めきとフェイス アップでの外観
  4. ダイヤモンドのプロポーションが重要である理由
  5. デザイン、クラフトマンシップ、GIAダイヤモンド カット グレード
  6. GIAがダイヤモンドのカット グレードを評価する方法

1. ダイヤモンドのカットの品質とそれが重要である理由

市場で最も人気のあるダイヤモンドはラウンド・ブリリアントです。 専門家は、このカットだけで今日のダイヤモンド売上の70%以上を占めていると推定しています。 ラウンド ブリリアント ダイヤモンドのカットの品質により、ダイヤモンドの煌めきの度合いが決まります。 思わず目が引き寄せられてしまうほどの明るい輝きをもつダイヤモンドを選ぶには、ダイヤモンドの品質を評価する世界共通の基準であるダイヤモンドの品質の4C、すなわちカラー、カット、クラリティ、カラット重量について知る必要があります。 他の要素がすべて同等のとき、カット グレードが良いほど、ダイヤモンドの価値は高くなります。

専門家の中には、ダイヤモンドの品質で最も重要なCはカットと捉えている人もいます。 上質なカットが施されたラウンド ブリリアントは、人混みの中でも「ダイヤモンド」であると知らしめる、紛れもない、思わず目が留まってしまう明るさを放ちます。 ダイヤモンドのカットが良いと、クラリティやカラー、そしてカラット重量さえにおいても、たいていの妥協は受け入れることができます。 ダイヤモンドのカット グレードは、そのダイヤモンドがいかに上手くデザインされ、また精巧な技術が注がれたものであるかという指標にもなります。 そのため、ダイヤモンドのカット グレードを理解することは、美しいだけでなく、最高の価値を持つラウンドブリリアントを選ぶ鍵となります。

2. GIAによるダイヤモンドのカットのグレードの詳細

GIAはカット グレーディング システムにたどりつくまで、15年を費やしてラウンド ブリリアント カット ダイヤモンドの中で光がどのような動きをするか研究しました。 GIAの目標は、ラウンド ブリリアントの外観に寄与する要素を理解し、人々が魅力的だと思うダイヤモンドを生み出すのはどの要素か、あるいはどの要素の組み合わせかを見極めることでした。

GIAの研究では、高度なコンピューターモデリングを用いて、何万通りもの可能な組み合わせの比率を分析しました。 GIAはその後、実際のダイヤモンドについて7万件以上の観察を行い、人々がどのダイヤモンドに魅力を感じるか、またその理由を明らかにしました。

その結果出来上がったのがGIAカット グレーディング システムで、エクセレントからプアまでの5段階でラウンド ブリリアント ダイヤモンドのカットの品質を評価します。

GIAカット グレードの評価項目:

  1. 輝き、ファイア、シンチレーションの属性を基本に、ダイヤモンドをフェイス アップで見たときの見え方
  2. 確かな耐久性と最適な重量を得るために、ダイヤモンドがどのようにデザインされたか
  3. ダイヤモンドのファセットの整列と研磨に費やされた職人技の質

GIAダイヤモンド カット グレードは、輝き、ファイア、シンチレーション、重量比、耐久性、ポリッシュ、シンメトリーの7つの要素に基づいています。

GIAダイヤモンド カット グレードは、輝き、ファイア、シンチレーション、重量比、耐久性、ポリッシュ、シンメトリーの7つの要素を土台にしています。

エクセレントなカット、ポリッシュ、シンメトリーの、2.02カラットのラウンド ブリリアント カット ダイヤモンドの婚約指輪。

この2.02カラット(ct)のラウンド ブリリアントは、カット、ポリッシュ、シンメトリーに優れてます。 提供:1stdibs.com

GIAからエクセレントのカット グレードを受けた1.01ctのラウンド ブリリアント カット ダイヤモンドの婚約指輪。

この1.01ctのラウンド ブリリアント カット ダイヤモンドの婚約指輪の煌めきの理由は、ダイヤモンドのカットの品質にあります。 このダイヤモンドはGIAでエクセレントのカット グレードを受けました。 提供:1stdibs.com

3. ダイヤモンドの煌めきとフェイス アップでの外観

GIAダイヤモンドのカットグレードの重要な要素は、ダイヤモンドのフェイスアップの外観です。つまり、婚約指輪にセットされたダイヤモンドを上から見たときのダイヤモンドの見え方です。 人々がダイヤモンドを愛するのは、光とのまばゆい相互作用のためです。専門家ではない人はこれを「煌めき」と表現することが多いですが、それだけではありません。

ダイヤモンドの内部、そして外部から反射される白い光が見える場合、「輝き」を見ていることになります。虹の各色に分散する光が見えたら、それは「ファイア」です。煌めきとは、専門的に言えば実際は「シンチレーション」を指し、ダイヤモンドあるいは光源が動くにつれてダイヤモンド内部の反射により生じる明るい部分と暗い部分のパターンです。 一般的に皆さんが「煌めき」と捉えているものは実際はこういった3つの要素の総体的な視覚効果です。 GIAカット グレードには、ダイヤモンドがこのような各特性をどれだけ満たしているかの評価が含まれます。

ラウンド・ブリリアント・カットのダイヤモンドは、輝き、ファイア、シンチレーションに優れています。

このラウンド ブリリアント カット ダイヤモンドは、良好な輝きとファイアを見せています。 明るい部分と暗い部分のパターンおよび光のフラッシュであるシンチレーションは、煌めきと呼ばれ、ダイヤモンドが動いたときにのみ見えます。 著作権:GIAおよびHarold & Erica Van Pelt

4. ダイヤモンドのプロポーションが重要である理由

ダイヤモンドのプロポーション(クラウンとパビリオンの角度、および各ファセットの相対寸法)は、ダイヤモンドの総体的なフェイス アップでの外観の鍵となる要因です。 ファセットは極めて小さな鏡であることを思い出してください。 その大きさと配置は、光がダイヤモンドを通過して目に戻ってくる間にどのような動きをするかに影響します。

ダイヤモンドのプロポーションは、ダイヤモンドが輝き、ファイア、シンチレーションをいかに良く携えているかを予測するのに役立ちます。 しかし、GIAのカット研究から得られた重要な結果として、カットの良いラウンド ブリリアント ダイヤモンドを定義する単一のプロポーションの組み合わせというものは存在しないことが判明しました。 実際、さまざまなプロポーションのダイヤモンドが同じカット グレードであると判定されることがあります。 こうしたダイヤモンドは見え方は異なるものの、観察する者に似たような印象を与えます。 そのため、ダイヤモンドを購入する側は、グレーディング レポートにある数値以上の部分を見る必要があります。 ご自分にとって正しい選択かどうか、ダイヤモンドを直接目で見るようにしましょう。

ダイヤモンドのカット グレードに影響するプロポーションを示す図。

この図はダイヤモンドのカット グレードに影響するプロポーションを表しています。 クラウン角度とパビリオン角度、そして各ファセットの相対寸法が、ダイヤモンドの輝き、ファイア、シンチレーションの要因になります。

5. デザイン、クラフトマンシップ、GIAダイヤモンド カット グレード

フェイスアップの外観は、ダイヤモンドがどのように見えるかがすべてですが、デザインとクラフトマンシップは、ダイヤモンドの製造品質を評価します。 デザインが悪いと、ダイヤモンドに不必要な重量が加わったり、耐久性に問題が生じたりして、ダイヤモンドを一生涯楽しむことの妨げになることがあります。 クラフトマンシップの質が悪いダイヤモンドは、輝き、ファイア、シンチレーションの点で劣ります。 これら2つの構成要素を評価するために、GIAカット グレーディング システムはダイヤモンドの物理的な形、プロポーション、重量比、ファセットの成形とポリッシングに費やされた配慮を考慮します。

デザイン
デザインとは、成形プロセス中に下される決定のことで、ダイヤモンドのプロポーション、重量比、耐久性に現れるように、ダイヤモンドの物理的な形を左右するものです。 重量比とは、ガードル直径の平均に対するダイヤモンドの重量です(かなり複雑な数式です)。 重量に対しガードル直径が小さいダイヤモンドは、デザインの良いダイヤモンドよりもフェイス アップで小さく見えます。重量のほとんどがダイヤモンドの全体的な深さに「隠されて」しまっているからです。 例えば、ガードルが厚めのダイヤモンドは見た目に素晴らしかったとしても、ガードルに不必要な重量が隠れています。 その結果、不必要な重量の分だけ余分にお金を払うのにその分見た目の印象が良くなるわけではない、ということになりかねません。 結論:ダイヤモンドはフェイス アップでのサイズから推定される重量より重くすべきではありません。

左のダイヤモンドに比べ、ガードルが非常に厚いダイヤモンド(右)を示す画像。

これらの画像から重量比の重要性が分かります。 どちらのダイヤモンドもガードル直径の平均が同じであるため、フェイスアップは同じサイズに見えます。 しかし、右のダイヤモンドの方がガードルが厚いため、重量が重いのです(左の0.61ctに対し0.71ct)。 ガードルが厚い方のダイヤモンドは視覚的な利点がないのに、余分な重量により高価になります。 写真:Maha Tannous/GIA

ラウンド ブリリアント ダイヤモンドの耐久性とは、極めて薄いガードルであるがための損傷のリスクを指します。 そういったガードルの場合、ジュエリー セッティングの段階や、通常の着用であっても、ダイヤモンドが非常に損傷を受けやすくなります。 ダイヤモンドの価格やダイヤモンドに込める気持ちの意味合いを考慮して、損傷を受けやすいものは避ける方が良いでしょう。 GIAダイヤモンド グレーディング レポートは、こういった懸念を取り除いてくれます。

非常に薄い~極端に薄いガードル部分を示す1.35カラットのダイヤモンド。

耐久性が重要である理由の一例。 この1.35ctのダイヤモンドはガードルエリアがとても薄い、あるいは極端に薄いため、日々の着用中に損傷を受けやすくなります。 提供:Gary Roskin、 G.G.、 F.G.A.

クラフトマンシップ

クラフトマンシップとは、ポリッシュやシンメトリーに現れる、ダイヤモンドを成形する際に払われる配慮を指します。
ポリッシュ(研磨)とは、ファセット表面の全体的な品質と状態を指します。 ポリッシング プロセスや着用中に生じたブレミッシュも評価に含まれます。 ポリッシュは、ダイヤモンドのファセットが鏡のような働きをなすのに重要となります。

研磨中に生じた線が見えるダイヤモンド(左)と、ファセット稜線が摩耗したダイヤモンド(右)。

左のダイヤモンドには研磨中に生じた線が見える。 右のダイヤモンドには着用によるファセット稜線の摩耗が見られる。 ポリッシュラインや摩耗したファセット稜線は、ダイヤモンドのクラリティグレードに影響を与えることもある。 写真:Mitchell Moore/GIA

シンメトリー(対称性)は、成形されたダイヤモンドの形の正確性、またファセットの配置と位置のことです。 対称的なダイヤモンドには輝き、ファイア、シンチレーションが均一に現れます。 対称性の悪いダイヤモンドは、光のパフォーマンスの質が悪く、フラットに見えてしまいます。

ラウンド ブリリアントの等しい8つのセクションを示す図。 イラスト:GIA

ラウンド ブリリアント カット ダイヤモンドの8つのセクションはすべて同一であるべき。 そのようなシンメトリーが、均一な輝き、ファイア、シンチレーションを生み出すために役立つ。 イラスト:GIA

6. GIAがダイヤモンドのカット グレードを評価する方法

GIAは、輝き、ファイア、シンチレーション、重量比、耐久性、ポリッシュ、シンメトリーの7つの要素を元にラウンド ブリリアント ダイヤモンドのカットを評価し、エクセレントからプアまでのGIAダイヤモンド カット グレードを導き出します。 グレードは、7つの構成要素のうち5つでダイヤモンドが受ける最低の評価により設定されます。 言い換えれば、ダイヤモンドが輝きの要素でプアの判定を受けた場合、全体のカット グレードは最も高くてプアになります。 例外はポリッシュとシンメトリーです。これは標準のGIAグレーディング手順を使用して評価されます。例えば、ベリー グッドのポリッシュおよび/またはシンメトリーのダイヤモンドが、カット グレードでエクセレントを受けることもあります。

GIAダイヤモンド グレーディング レポートには、ダイヤモンドの完全なカット評価、およびダイヤモンドのプロポーションと相対寸法を示す図が記載されています。 レポートは、魅力あるダイヤモンドを選ぶための重要なツールとして捉えましょう。

ラウンド ブリリアント カット ダイヤモンド用の、公式のGIAカット スケール。

ラウンド ブリリアント カット ダイヤモンド用の、公式のGIAカット スケール。 イラスト:GIA

ダイヤモンドのカット グレードが重要であることはご理解いただきましたが、そうは言っても実際にダイヤモンドを目で見ることの代わりにはなりません。 先に申し上げたように、ダイヤモンドのカット グレードは、1つのグレードでも幅のあるものです。 例えば、エクセレントのカット グレードがついた2つのダイヤモンドでも、見た目、また動きによるその見え方は、非常に異なることがあります。 加えて、ダイヤモンドはさまざまな照明条件の下で異なって見えます。そのため、言わば、テスト ドライブを行うべきです。 最後に、そのダイヤモンドに恋に落ちる必要があります。こうなったら、心をかき立てるものの代わりになるレポートなどありません。

カットがエクセレントの、2.03カラットのラウンド ブリリアント カット ダイヤモンドの婚約指輪。

エクセレントのカットグレードにより、この2.03ctのラウンド ブリリアント ダイヤモンドの魅力が高まっている。 提供:1stdibs.com

ダイヤモンドのカットは非常に重要です。 ダイヤモンドのカラーも然りです。 魅力あるダイヤモンドを選べるよう、カラーについても学んでおきましょう。

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ダイヤモンドの婚約指輪を購入するための10のヒント

完璧なダイヤモンドの婚約指輪をお探しですか? ダイヤモンドの品質についての4Cや、金属の特性、セッティングのスタイルなどを知っておく必要があります。

以下の婚約指輪を購入するための10のヒントを参考にして、賢くお買い物をしてください。

  1. 4Cについて学ぶ
  2. ダイヤモンドの形とカット スタイルについて学ぶ
  3. ダイヤモンドを異なる照明条件で見る
  4. バンドに使う金属を選ぶ
  5. セッティングを選ぶ
  6. サイドストーンを検討する
  7. スタイル、モチーフ、トレンドを理解する
  8. リング サイズの測定
  9. 評判の高い宝石商を選ぶ
  10. ダイヤモンド グレーディング レポートを入手する

これらのダイヤモンドのカット グレードは、プア、グッド、エクセレント(左から右)である。 写真:Kevin Schumacher/ GIA

1. 4Cについて学ぶ

ダイヤモンドの婚約指輪購入のための最初のヒントは、4Cカラークラリティカットカラット重量)について学ぶことです。 GIAによって作成された4Cは、ダイヤモンドの品質を評価する国際基準であり、ダイヤモンドを比較する際に役立ちます。

4Cについて簡潔にまとめると:

  • カラー: カラーはDからZのスケールでグレーディングされ、Dはダイヤモンドが完全に無色、Zはダイヤモンドがライト イエローまたはライト ブラウンであることを意味します。 この色範囲では、無色に近いほど、そのダイヤモンドは希少で価値が高くなります。
  • クラリティ:ダイヤモンドのクラリティは、インクルージョンと呼ばれる内部の特徴やブレミッシュと呼ばれる表面の傷が無いことを表します。 クラリティは、フローレスからインクルーデッドまでのスケールでグレーディングされます。
  • カット:ダイヤモンドのカットの品質によって、ダイヤモンドがどれだけ光と相互に作用するかが決まります。 ダイヤモンドのプロポーション、シンメトリー、ポリッシュ によって、その輝き(ブリリアンス)、シンチレーション(煌めき)、ファイア(閃光色)が決まります。
  • カラット重量:ダイヤモンドのカラット重量は、ダイヤモンドの見た目の大きさに表れます。 一般的に、他のCが同等である場合、カラット重量が大きいほど、ダイヤモンドは希少で価値が高くなります。

4Cについてご理解いただいたところで、次のステップとして、「私にとって一番大切なCはどれだろう?」とご自身に問いかけてみてください。4Cの中から優先順位を決めることで、どのようなダイヤモンドを探すべきか無駄なく焦点を絞ることができます。 また、ご自分がどのCによりお金をかけたいのか、どのCは妥協してもよいのかがわかるため、予算を考慮する際に役立ちます。

ファンシー ダイヤモンドの様々なシェイプとカット

ここにあげるファンシー ダイヤモンドの形は、左から右にクッション カット、スクエア エメラルド カット(別名アッシャー カット)、エメラルド カット、ラディアント カット、オーバル(楕円形)カット、マーキス カット、ペア カット。 写真:Robert Weldon/GIA

2. ダイヤモンドの形とカット スタイルについて学ぶ

婚約指輪を購入する前に、ダイヤモンドの形とカッティング スタイルの違いを理解する必要があります。 ダイヤモンドのシェイプとは、フェイスアップで見たときの石の輪郭を指します。 最も人気が高いダイヤモンドの形はラウンドですが、 ファンシー シェイプとして知られているマーキス、ペア、オーバルレクタングル、スクエアハートなど、他にも様々な形があります。

*ヒント:ラウンド ブリリアント カットのダイヤモンドは、あらゆる形とカット スタイルの中で最も高価になる傾向があります。 ファンシー シェイプは、お金を節約し、ユニークなセンター ストーンを選ぶのに最適です。

カットのスタイルとは、ダイヤモンドのファセットの配置を指します。 ブリリアント カットはダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すことから人気があります。 ブリリアント カットは、ラウンド、オーバル、スクエア(プリンセス カット)、マーキスなど、あらゆる形に使用されます。 これまでで最も人気のある形とカットの組み合わせは、57または58のファセットを持つラウンド ブリリアント カットです。

ステップ カットも人気の高いカット スタイルです。 ステップ カットは長く均整のとれたラインを呈し、エレガントで洗練された輝きを放ちます。 人気のあるステップ カットはエメラルド カットです。これは、同心の列に並んだ平行なファセットに、角が隅切りされた正方形または長方形の形です。 それとは対照的に、ラディアント カットのダイヤモンドも四角形や長方形ですが、カットはブリリアント スタイルになります。

*ヒント:ステップ カットでは色とクラリティがよりよく見える傾向がありますが、ブリリアント カットは色とインクルージョンを隠すのに適しています。 ステップ カットのダイヤモンドを購入する場合は、色とクラリティのグレードが高いものを検討しましょう。

エメラルド カットのダイヤモンドは輝きよりもむしろ、そのエレガントで、きらりと光る「鏡の間」のような効果で評価されている。 提供:Alrosa(アルロサ)

3. ダイヤモンドを異なる照明条件で見る

日中の光、蛍光灯、スポットライトなど、ダイヤモンドの見え方は照明条件により大きく異なります。 多くの宝石商は、ダイヤモンドのブリリアンスとファイアを引き出し、ほとんどのダイヤモンドがまばゆい輝きを放つように見える、白いスポットライトを使用します。 しかし、日常生活では、このようなドラマチックな照明があることはめったにありません。 屋外の明るい場所や影のある場所、職場の拡散した蛍光灯の下、ほとんどの家庭で使用されている一般的な暖かみのある拡散した照明の下など、通常の照明条件下でダイヤモンドがどのように見えるかを必ず確認してください。

蛍光灯はダイヤモンドの輝きを引き出し、白熱灯はダイヤモンドのファイアを引き立てることを覚えておきましょう。

蛍光灯と白熱灯を同時に使用すると、ダイヤモンドの輝きとファイアの両方を見せるのに最適である。 提供:Alrosa(アルロサ)

4. バンドに使う金属を選ぶ

ジュエリーに使用するのに人気の高い金属には、イエロー ゴールド、ローズ ゴールド、ホワイト ゴールド、プラチナなどがあります。 ゴールドとプラチナは特性が異なります。 これらの金属の色によってジュエリーの見た目が変わり、リングの宝石の色も違って見えることがあります。

金属の種類:
イエロー ゴールドは伝統的なものであり、 何千年もの間、宝飾品に使用されています。 その色と希少性、そして光沢(物質の表面が光を反射する様子)により人々を魅了します。 不純物が含まれていない金は柔らかいため、通常は他の金属と合金にします。 カラット(Karat)は金の純度を示す用語で、24に分割されています。 純度75%の金、つまり18Kゴールドとは、18が金で6が他の金属である合金であることを意味します。 アメリカで最も人気の高い純度である14Kゴールドは、14が金で10が他の金属となります。

*ヒント:金の含有量が多い金属は色が濃く、重く、柔らかく(へこんだり、傷がつきやすい)、価格も高くなります。

ローズ ゴールドは、何年もの間、人気を博しており、 レトロ時代(1935年~1950年代)には婚約指輪によく使われていました。 ローズ ゴールドは通常、金を銅と銀で合金して作られるため、温かみのあるピンクがかった色調が生まれます。 製造業社は独自の配合を企業秘密としています。

Rahaminov Diamonds(ラハミノフ ダイヤモンド)のMoval Collection。 合計5.31カラットのダイヤモンドをあしらった18Kローズ ゴールドのリング。

ホワイト ゴールドは、純金とニッケルまたはパラジウムなどの白い金属を合金して作られます。 美しく、耐久性も高い婚約指輪の選択肢です。 ホワイトゴールドは通常、より白く仕上げるためにプラチナグループの金属であるロジウムでコーティングされます。 これは時間の経過とともにすり減ることがあります。 通常、ホワイト ゴールドのジュエリーは再度コーティングをする必要があります。そうしないと、下にあるホワイト ゴールドのわずかに黄色がかった色が透けて見えてしまうことがあります。 ただし、これは簡単で比較的安価に行えるので、最寄りの宝石商にこのサービスについてお問い合わせすることをおすすめします。

プラチナは、わずかにグレーがかった白い金属であり、耐久性と耐腐食性において非常に優れている。 プラチナは純粋な状態では軟らかいため、通常はイリジウムやルテニウムなど他の白金族金属と合金にされる。 提供:Rahaminov (ラハミノフ)

米国連邦取引委員会は、少なくとも95%のプラチナ(合金5%)を含むジュエリーのみを「プラチナ」と表記することができ、その他のプラチナ合金は、連邦取引委員会のガイドラインに従って表記されるとしています。 一般的にプラチナはゴールドより高価ですが、金属アレルギーが起こりにくく、より耐久性に優れています。

金属の色が宝石の色に与える影響

ホワイト ゴールドとプラチナは、ダイヤモンドの無色度を引き立てるため、GIAカラー スケールのDからJの範囲の、無色またはほぼ無色のグレードのダイヤモンドに最適です。

金属の色はダイヤモンド全体に反射します。 無色のダイヤモンドをイエローのプロングにセットすると、ダイヤモンドの外観が黄色がかって見えてしまうことがあります。 ゴールドやローズ ゴールドのセッティングは、宝石の色を引き立てるため、カラー グレードの低いダイヤモンドやカラー ダイヤモンド、カラー ストーンに効果的である傾向があります。 ダイヤモンドが顕著に黄色または茶色がかっている場合、ホワイト ゴールドまたはプラチナのセッティングによりコントラストが生み出され、逆に石の色が強調される可能性があります。

イエロー ゴールドまたはローズ ゴールドの色がお気に入りならば、ホワイト ゴールドまたはプラチナのプロングやベゼルを使用してダイヤモンドをセットし、イエロー ゴールドまたはローズ ゴールドのバンドと組み合わせてみましょう。 こうすることで、お望みのスタイルでありながらもダイヤモンドをより無色に見せることができます。

このリングのダイヤモンドは、無色であることを引き立てるようにプラチナにセットされている。 ローズ ゴールドのバンドが編み込まれ、コントラストを作り出している。 提供:Sylvie Collection(シルヴィ コレクション)

5. セッティングを選ぶ

ジュエリーに使用されているダイヤモンドは、セッティングによって固定されます。 セッティングには2つの役割があります。ダイヤモンドをその場所に固定することと、破損から保護することです。 セッティング方法により、保護の度合いが異なります。

人気の高いセッティングは次の2種類です。

  1. プロング:ダイヤモンドを4つから6つのプロング(細い金属のサポート、いわゆる爪)で固定します。爪留めとも言います。 プロングは、クラシックな外観にするために上部を丸くしたり、エッジの効いたモダンな外観にするために鋭くしたり(カギ爪)することができます。 6本爪はラウンド ブリリアント ダイヤモンドをより丸く見せます。また、ダイヤモンドをしっかりと固定します。 4本爪は、ラウンドのダイヤモンドをわずかに四角のように見せることができ、ダイヤモンドをカバーする表面がやや少なくなります。 プロング セッティング(爪留め)にはさまざまな種類があり、ソリティアやスリーストーンなどのさまざまなリング スタイルに使用できます。

このソリティア婚約指輪では、6本爪のプロング セッティングが、ダイヤモンドをより安全に固定している。 提供:JK & Co Jewelers(JK & Coジュエラーズ)

  1. ベゼル:ベゼル セッティング(覆輪留め)は、ダイヤモンドを保護するのに最適なスタイルです。 このスタイルでは、ダイヤモンドを固定するために、薄く細長い金属片をダイヤモンドの周囲全体に押し付けたり、打ち付けたりします。 このため、ダイヤモンドが横から見えないことになりますが、手袋に引っかかる可能性のある爪がなく(看護師にとって最適)、石の角がしっかりと保護されているということになります。 ベゼル セッティングは、プリンセス カットやマーキス カットのダイヤモンドなど、欠けやすい鋭い先端を持つダイヤモンドに最適です。

プリンセス カットのダイヤモンドがベゼル セットされたリング。ラティスワーク(透かし細工)とミル打ちによるヘイローに囲まれている。

6. サイドストーンを検討する

サイドストーンは婚約指輪をまばゆいばかりに引き立て、大きく見せてくれます。 リングをスリーストーンのリングにしたり、リングのシャンクに沿ってチャネル、パヴェ、またはビーズ セットのダイヤモンドなどのヘイローを追加したり、カラー ストーンや誕生石を追加したりするのが人気を集めています。 ダイヤモンドのサイド ストーンを加える場合は、4Cの品質がセンターストーンと同様のものを選びましょう。 複数の石を調和させたい場合は、同様のカラー グレードを持つサイド ストーンを選ぶことが特に重要となります。

エメラルドは5月の誕生石。 ペア シェイプのエメラルドによってこのリングの外観がユニークなものになり、ダイヤモンドのヘイローが贅沢な仕上がりを加えている。 写真:Ziva(ジバ)

スリーストーン リング:スリーストーン リングは、トリニティ リングまたはトリロジー リングとも呼ばれ、友情、愛、忠誠 または過去、現在、未来を象徴します。 ロマンチックな意味合いを付け足すために、誕生石を使用して個性を加えることもできます。

サファイアは9月の誕生石。 忠誠心と高貴さを象徴し、色のコントラストにより中央にあるダイヤモンドを際立たせている。 提供:Omi Privé(オミ プリヴェ)

ヘイロー セッティング:センター ストーンの周囲とシャンクにメレー ダイヤモンドを追加すると、センター ストーンが大きく見え、婚約指輪にさらに煌めきを加えます。 ほとんどのリングはシングルまたはダブルのヘイローですが、追加できるヘイローの数に制限はありません。

0.42カラットのマーキス カットのピンク ダイヤモンドのセンター ストーンが特徴のリング。ピンクとホワイトのラウンド ブリリアント ダイヤモンドのトリプル ヘイローにセットされている。 トリプル ヘイローによりリング全体がかなり大きく見え、さらにメレー ダイヤモンドがセットされたスプリット ショルダー バンドも同じ効果を出している。 提供:Yael Designs(イール デザイン)

クラスター セッティング:クラスター セッティングは、比較的手頃な価格で煌めきを最大限に見せることができます。 小さいダイヤモンドは大きいダイヤモンドよりも安価で、1つの大きなダイヤモンドに見えるようにセットできます。 また、小さなダイヤモンドはユニークなデザインで配置することもできます。

このクラスター スタイルのリングは、中央に小さなダイヤモンドがあしらわれ、その周囲に小さなダイヤモンドがヘイロー セットされて花のモチーフを作り出す。 多くのダイヤモンドを加えることによりこのリングのサイズが劇的に大きくなり、全体的にさらなる煌めきを与えている。 提供:Kat Florence Atelier(Kat Florence アトリエ)

7. スタイルとトレンドを理解する

ヴィンテージ、モダン、タイムレス、ボヘミアン、ロマンチックなど、どのようなスタイルのリングをお探しですか? 興味のある時代やモチーフを理解したり、個性的なタッチを加えて他の方のリングとは一線を画すリングにしましょう。

2.02カラットのカラー グレードDのインターナリー フローレス ダイヤモンドを特徴とする1900年代初期のベル エポック リング。ミル打ちのプラチナにセットされたオールド ヨーロピアン カットのダイヤモンドがその周りにあしらわれている。 提供:Lang Antiques(ラング アンティーク)

ヴィンテージとモダン ヴィンテージ:ヴィンテージ スタイルが復活しています。このスタイルに飽きることは決してないのかもしれません。 エドワード朝様式の婚約指輪には、渦巻き模様、ミル打ち、彫刻などのヴィンテージのモチーフを選びましょう。 多くのセッティング スタイルには豊富な意味があります。 フランス語で「あなたと私」という意味のトワエモワ リングは、何世紀もの間人気を博しています。 このリングは、カップルの結びつきを表す2つの宝石が付いているのを特徴とします。 このモチーフは、ナポレオンがのちの皇后ジョセフィーヌにサファイアとダイヤモンドのトワ エ モワ リングを贈ったことで有名になりました。

ナポレオン ボナパルトは、1796年にこのダイヤモンドとサファイアのトワ エ モア婚約指輪をジョセフィーヌ ド ボアルネにプレゼントした。 写真:PATRICK KOVARIK/AFP/Getty Images(ゲッティイメージズ)

このモダンなトワ エ モワ リングは、4.06カラットのペア シェイプのファンシーブラウニッシュ イエロー ダイヤモンドと3.02カラットのペア シェイプのカラーレス ダイヤモンドを特徴としている。 イエロー ダイヤモンドはイエロー ゴールドにセットされ、無色のダイヤモンドはホワイト ゴールドにセットされていることに注目。 提供: 1stdibs.com

年代物のジュエリーをお探しでしたら、アール デコ スタイルの婚約指輪アール ヌーボー スタイルの婚約指輪を検討してみてはいかがでしょうか。 ローズ カットやオールド マイン カットなどの古いカット スタイルのダイヤモンドもおすすめします。

このリングはローズ カットのダイヤモンド3個とサファイアのメレーを特徴としている。 ローズカットのダイヤモンドにより、懐かしいヴィンテージな外観が生まれる。 提供:Shelly Purdy Studio(Shelly Purdy スタジオ)

ハートのリング:ハートのモチーフは中世の時代から人気があり、引き続きスタイリッシュなデザインとされています。 ハート型のダイヤモンドは愛を象徴するだけでなく、ほとんどの場合、ラウンド ブリリアント ダイヤモンドよりも手頃な価格で販売されています。 ハートのリングは間違いなく目立つユニークなスタイルです。

このリングはハート型のイエロー ダイヤモンドとイエロー ダイヤモンドのヘイロー、スプリット ショルダー シャンクが特徴。 提供:1stdibs.com.

ボヘミアン リング:ボヘミアン スタイルのリングは、幾何学的なダイヤモンド カット、ブラック ダイヤモンド、オープン シェイプのリングなど、予想外の宝石の形、セッティング スタイル、シルエットを組み合わせます。 エッジの効いたものもあれば、ロマンチックなものもあります。

シェブロン型(山型)のバンドの下に1.25カラットのペア シェイプのダイヤモンドがセットされているローズ ゴールドのリング。 ペア シェイプのダイヤモンドとシェブロンがこのリングにヴィンテージ感を与える一方で、 カギ爪と吊り下げられたルックスは明らかにモダン。 提供:Brilliant Earth(ブリリアント アース)

婚約指輪と結婚指輪の重ねづけ:ダイヤモンドの婚約指輪を結婚指輪と一緒に着用されますか? シルエットが調和し、2つのリングがぴったりとフィットすることを確認しましょう。 婚約指輪のデザインとうまく合わせるために、複数の指輪を重ねづけするのが今のトレンドです。

オーダーメイドの重ねづけ用の婚約指輪。オパール、アクアマリン、サファイアに囲まれたダイヤモンドを特徴とする。 提供:Maggi Simpkins Designs(Maggi Simpkins デザインズ)

オーダーメイドのリング:パーソナライズすることで、リングがユニークで思い出に残るものになります。 お二人の人生における特別な瞬間を祝うためのオリジナルのリングとして、あつらえの婚約指輪を検討してみてはいかがでしょうか。

8. リング サイズの測定

ダイヤモンドを選び、リングのスタイルを決めたら、次のステップは着用する方のリング サイズを測ることです。 リング サイズを測るのに最適な方法は、リング サイザーを使用することです。リング サイザーとは、さまざまなサイズのプラスチック製または金属製のリングのセットで、これを試して測定できます。 宝石店にはリング サイザーがあり、ぴったり合うものを見つけるお手伝いをしてくれます。 婚約指輪を注文することを内緒にしたい場合は、婚約者がすでに持っているリングを借りて、リングのサイズを推測してみましょう。 リングの内側を紙に写し取ります。 また、自分の指のどれか1本に指輪をはめて滑らせ、それが止まったところで線を引くという方法もあります。 宝石商は、リング サイズを推測するお手伝いができます。 リング サイズは指によって異なるため、この方法ではおおよそのサイズしかわかりません。

幸いなことに、1~2サイズならほとんどのリングは簡単に大きくしたり小さくしたりできます。 それ以上のサイズの変更は、リングのスタイルによっては難しい場合があります。 ソリティア リングはサイズを簡単に調整できますが、パヴェ セットやビーズ セットのダイヤモンド、その他のディテールがバンドに施されたリングの場合は、サイズの調整に手間がかかります。

知識が豊富で認定を受けた宝石商を選ぶと、決断しやすくなるだろう。 写真:andresr/E+/Getty Images(ゲッティイメージズ)。

9. 評判の高い宝石商を選ぶ

婚約指輪は重要なお買い物であるため、信頼のできる宝石商から購入することをおすすめします。 宝石商は専門的な研修によって知識を備え、質問に対応し、明確でわかりやすい言葉でダイヤモンドの購入の仕方について説明できなければなりません。 助言として、まずはGIA グラジュエイト ジェモロジスト(GG)やアプライド ジュエリー プロフェッショナル(Applied Jewelry Professional、AJP)のディプロマ プログラムといった、認知度が高く国際的に認められているプログラムを修了した宝石商を探しましょう。 ご自身のダイヤモンド購入にあたってのパーソナルガイドとして、教育を受けている宝石商は、ダイヤモンド品質を表す4Cを説明できるだけでなく、見た目には同じように見えるダイヤモンドの違いを明らかにしてくれます。 そのような宝石商は、予算に合わせて複数のダイヤモンドを比べるよう勧めてくれるでしょう。 GIAの小売業者検索は、GIAでグレーディングされたダイヤモンドの取り扱いのある、またはGIAより研修を受けたスタッフのいる最寄りの宝石商を検索する際に役立ちます。

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10. ダイヤモンド グレーディング レポートを入手する

GIAのような独立した科学研究所が発行するダイヤモンド グレーディング レポートは、重要な情報が記載されているだけではありません。 GIAのレポートが付いているダイヤモンドを購入すると、そのダイヤモンドの個別の特徴と品質が確認できます。 ダイヤモンドが天然かどうか、また何らかの処理が行われているかどうかを確認できるのです。 GIAダイヤモンド グレーディング レポートは、ダイヤモンドの婚約指輪に保険をかける場合に鑑定士がダイヤモンドの価値を判断するためにも使用されます。

GIAはダイヤモンドに関する豊富な知識を備えています。 GIAは、ダイヤモンドの品質を表す4Cを開発し、ダイヤモンドのグレーディングに世界的に使用されている GIAインターナショナル ダイヤモンド グレーディング システム™を確立しました。 有名な博物館やオークション ハウスは、最高級の宝物の評価をGIAに依頼しており、GIAのレポートは国際的に認められています。 GIAは、世界的に有名なダイヤモンドのグレーディングに注ぐ情熱と精度を、あなたのダイヤモンドを含むすべてのダイヤモンドのグレーディングにも注ぎ込んでいます。 GIAの専門知識は、GIA ダイヤモンド ドシエから GIA ダイヤモンド オリジン レポートに至るまで、さまざまなダイヤモンド レポートに反映されています。 それぞれのレポートからダイヤモンドについて何を学べるかを理解し、ダイヤモンドを購入する際にはご自分に必要なレポートを入手しましょう。

GIAダイヤモンド グレーディング レポートを入手すると、購入するダイヤモンドの個別の特徴と品質を理解することができる。