結婚指輪と婚約指輪の重ねづけ:完璧な外観をつくる5つの人気スタイル

婚約指輪を選んで捧げることに存分の愛と注意を注いでこられたのですから、次は結婚指輪に同じように注意をかたむけましょう。選択肢は無限にありますが、少し的を絞るお手伝いをするために人気の外観のものを集めてみました。

こちらの記事では重ねづけができる結婚指輪、ローズゴールドの指輪、そしてビンテージスタイルの結婚指輪、さらに婚約指輪と重ねづけができるその他のデザインをご紹介します。また大変美しく、ダイヤモンドがちりばめられていて、重ねずにつけてもそれだけでも見栄えのする結婚指輪の例もご紹介します。男性用の結婚指輪は、それだけで一つのブログ記事ほどの内容があるため、こちらでは触れておりません。それについては、近々別の記事で紹介させていただきます。それでは、今人気のある婚約指輪に合う結婚指輪を見ていきましょう。

重ねづけができる結婚指輪

重ねづけできる結婚指輪に人気があるのには、それなりの理由があるのです。簡単に個性的にすることができるその外観。あなたの気分や服装、季節などに合わせて変えることのできるスタイル。また数多くのメレーダイヤモンドをつけ足す手段にもなることです – 指輪にダイヤモンドが多いほど、その指輪のダイヤモンドの輝きが増すので非常に効果的です。このように多くの魅力があるのですから、重ねづけのできる結婚指輪の人気が高いのも当然です。

5本の結婚指輪の方が1本よりもよいかもしれないと証明してくれる例。中央の指輪に使われているマーキーズダイヤモンドが躍動感とともにすっきりした優雅さを放つ一方で、外側の指輪のホワイトゴールドとローズゴールドが強いコントラストを生み出している。

5本の結婚指輪の方が1本よりもよいかもしれないと証明してくれる例。中央の指輪に使われているマーキーズダイヤモンドが躍動感とともにすっきりした優雅さを放つ一方で、外側の指輪のホワイトゴールドとローズゴールドが強いコントラストを生み出している。提供: Laurence Bruyninckx – アントワープ

14Kイエローゴールド、ローズゴールド、ホワイトゴールドの重ねづけができる結婚指輪

お気に入りの色を選ぶのが難しい?14Kイエローゴールド、ローズゴールド、ホワイトゴールドの重ねづけができる結婚指輪はいかがでしょう。提供: BlueNile.com

ローズゴールドの4連の結婚指輪ならかなり真剣なメッセージを伝えることができる。また表には見えないメッセージも込められていて、点と線がモールス信号の「愛」を意味している。

ローズゴールドの4連の結婚指輪ならかなり真剣なメッセージを伝えることができる。また表には見えないメッセージも込められていて、点と線がモールス信号の「愛」を意味している。提供: 1stdibs.com

ローズゴールドの結婚指輪

ローズゴールドは最近の結婚指輪によく選ばれています。やわらかな色合いが静かで落ち着いた感じを醸し出します。またローズゴールドの結婚指輪は、長く人気のあるホワイトメタルと重ねてつけると大胆な外観を楽しむことができます。そしてもう一つの強みがあります。ローズゴールドの結婚指輪はほとんどの肌の色を引き立ててくれます。ローズゴールドは歴史的にも人気の高かった時代がありました。ビクトリア朝の婚約指輪、そしてレトロ期の婚約指輪として好まれていたのです。さらに詳しく言うと、ローズゴールドは金合金に銅を加えて作られています。

ローズゴールドの指輪はホワイトゴールドの2本の指輪に挟まれると劇的な色を発してくれる。繊細なタッチ: ローズゴールドのもつパターンがダイヤモンドの結婚指輪に反映されている。

ローズゴールドの指輪はホワイトゴールドの2本の指輪に挟まれると劇的な色を発してくれる。繊細なタッチ:ローズゴールドのもつパターンがダイヤモンドの結婚指輪に反映されている。提供: Sandra Biachi Fine Jewelry(Sandra Biachi ファイン・ジュエリー)

中世の箱のデザインからヒントを得て、サビーヌ・ゲッティはこの結婚指輪を作った。ローズゴールドを使うことでアンティーク調の外観になっている。この作品には0.65カラットのダイヤモンドと1.26カラットのルビーがちりばめられている。

中世の箱のデザインからヒントを得て、サビーヌ・ゲッティはこの結婚指輪を作った。ローズゴールドを使うことでアンティーク調の外観になっている。この作品には0.65カラットのダイヤモンドと1.26カラットのルビーがちりばめられている。提供: 1stdibs.com

この結婚指輪は「自然」の美しさを象徴する。14Kのローズゴールドの指輪は枝の部分で、ダイヤモンドは葉となっている。

この結婚指輪は「自然」の美しさを象徴する。14Kのローズゴールドの指輪は枝の部分で、ダイヤモンドは葉となっている。提供:Stuller Inc.

ビンテージスタイルの結婚指輪

近代のジュエリーデザイナー達は、ビンテージ朝の婚約指輪を今のスタイルに合わせてイメージしなおしています。彼らのデザインは昔のスタイルや豪華さを捉えながらも、近代的な作品に期待される躍動感を兼ね備えたものとなっています。あなたの婚約指輪は、アール・デコ、アールヌーボー、あるいはエドワード朝のようなビンテージのデザインですか?結婚指輪にも同じスタイルを使って、外観をお揃えになってはいかがですか?昔の雰囲気にセンスのある未来の花嫁の皆さんが、こちらを結婚指輪の一番人気にしている火付け役なのです。

マリサ・ペリーのシャンティリー・レース結婚指輪に見られる唐草模様、レース状のライン、飾り文字は、エドワード朝の指輪を呼び起こしてくれる。

マリサ・ペリーのシャンティリー・レース結婚指輪に見られる唐草模様、レース状のライン、飾り文字は、エドワード朝の指輪を呼び起こしてくれる。提供: 1stdibs.com

ミル打ち(地金の玉が連なったライン)は世紀を超えて婚約指輪を装飾する人気の技法だ。その技法があるだけでモダンな婚約指輪をビンテージの雰囲気にしてくれる。

ミル打ち(地金の玉が連なったライン)は世紀を超えて婚約指輪を装飾する人気の技法だ。その技法があるだけでモダンな婚約指輪をビンテージの雰囲気にしてくれる。提供: Sylvie Collection(シルヴィー・コレクション)

こちらの婚約指輪は現代的なものだが、装飾的でミル打ちをふんだんに使ったデザインで、アンティークショップで見つけたとしてもおかしくはない。0.37カラットのダイヤモンドがデザインをさらに魅力的にしている。

こちらの婚約指輪は現代的なものだが、装飾的でミル打ちをふんだんに使ったデザインで、アンティークショップで見つけたとしてもおかしくはない。0.37カラットのダイヤモンドがデザインをさらに魅力的にしている。提供: Sylvie Collection(シルヴィー・コレクション)

パべまたはビーズ留めダイヤモンドの結婚指輪

パヴェとは数多くのメレーダイヤモンドがメタル表面に蜂の巣状に並べられたセッティングスタイルで、宝石同士をすぐ近くに埋め込んでいくものです。切れ目のないダイヤモンドのような外観を作り出します。ダイヤモンドのフィールドは魅力的なきらめきを放ち、そしてそのきらめきはパヴェを最も人気の高い結婚指輪の一つにしました。

こちらの結婚指輪の列になったパヴェ留めのダイヤモンドの輝きに目をひかれない人はいない。

こちらの結婚指輪の列になったパヴェ留めのダイヤモンドの輝きに目をひかれない人はいない。提供:Dilamani

ビーズ留めのダイヤモンドもまた最近人気の結婚指輪のデザインとなっています。このセッティングスタイルは、小さなビーズ状の地金がダイヤモンドを正しい位置に支え、シンプルでエレガントな外観を作り出しています。

一列になったビーズ留めのダイヤモンドは夜にきらめく街の灯りのように輝く。

一列になったビーズ留めのダイヤモンドは夜にきらめく街の灯りのように輝く。提供: BlueNile.com

ツイストの結婚指輪

ツイストのバンドは間違いなく現代的なものですが、モチーフはずいぶん昔からあるものです。古代エジプトのパピルスの巻物に麻や葦で編んだ指輪の図が描かれていました。おそらくこのモチーフは二人の人生が交わり合うことを象徴しているのでしょう。理論はさておき、ツイストの結婚指輪は婚約指輪に今風の外観と、高級感を加えてくれます。

こちらのツイストの結婚指輪は、絡み合った2列のダイヤモンド(総重量0.25カラット)でより一層明るい外観になっている。

こちらのツイストの結婚指輪は、絡み合った2列のダイヤモンド(総重量0.25カラット)でより一層明るい外観になっている。提供: Sylvie Collection(シルヴィー・コレクション)

こちらのツイストの結婚指輪には、一列になったダイヤモンド(総重量0.12カラット)がシンプルなイエローゴールドのバンドの周りに編むようにデザインされている。

こちらのツイストの結婚指輪には、一列になったダイヤモンド(総重量0.12カラット)がシンプルなイエローゴールドのバンドの周りに編むようにデザインされている。提供: Sylvie Collection(シルヴィー・コレクション)

今人気の5つの結婚指輪を全てご覧になったところで、きっと運命の日のことを思い描き、何か古いものと新しいものを感じさせるジュエリーを探そうとお考えなのではないでしょうか。