6月の誕生石;真珠について知っておきたいこと

数千年にわたり誰もが欲しがる6月の誕生石は、今でもモダンファッションの女王として最上位に君臨しています。 エレガントでスタイリッシュ、そして有機質である真珠は、多種多様の色、様々な形で提供されています。 私たちの真珠入門書が美しい一品を選ぶ際に役立つでしょう。 この記事の内容は次のとおりです。 真珠とは? アコヤ、タヒチ、南洋、淡水の養殖真珠 真珠の歴史と伝承 真珠はどこからきたのか 注目すべき真珠の品質 真珠の手入れとクリーニング 6月の誕生石:真珠とは? 真珠は有機体の宝石で、海水や淡水に住む母貝の中で育ちます。 これらの軟体動物は殻が1枚のもの(一枚貝)と2枚のもの(二枚貝)があります。 母貝は無脊椎動物、つまり脊柱や脊椎がありません。 ジェモロジストは6月の誕生石である真珠を2つのカテゴリーに分けています。 天然真珠:人の介入なしで形成する真珠。 母貝に異物が入ると、母貝が炭酸カルシウムとコンキオリン(真珠層と呼ばれる)の混合物を分泌します。 保護殻のように、真珠層が異物を覆います。 何千年も装飾品として使用されているものの、今日、天然真珠は非常に稀少で真珠販売全体のごく一部を構成するのみです。 養殖真珠:こちらは人間が介入する産物です。 技術者は外套膜の切片を単独で(淡水養殖真珠に一般的)、あるいは真珠母貝のシェルビーズを一緒に(海水の場合はすべてこのケース)を、母貝に埋め込みます。 母貝は天然真珠のように、異物を真珠層で覆います。 養殖真珠は、真珠養殖場で育てられます。養殖場は海水または淡水で運用され、そこでは母貝が綺麗にされて、また捕食動物から保護され、最終的に採取されます。 養殖真珠は真珠販売の大部分を占めています。 養殖真珠:アコヤ真珠、タヒチ真珠、南洋真珠、淡水真珠 科学者は、世界の水域には10万以上の異なる種の母貝が存在すると推定しています。 しかし、6月の誕生石を産出する種は数十種に限られており、その約半数しか養殖真珠を産出するために使用されていません。 養殖真珠は真珠を産出する母貝の種によって分類されます。 アコヤ養殖真珠:海水に住むアコヤガイ(Pinctada fucata)の海水産貝は、ホワイトやクリームカラーの養殖真珠を産出します。一般的には直径2〜11mmで、平均的なものは6〜8mmです。 アコヤ養殖真珠は完璧な円形であることが多く、素晴らしい光沢(真珠表面から、またその近辺から反射する光)があります。 アコヤ養殖真珠の多くは日本または中国で商業生産されています。 タヒチ養殖真珠:エクゾチックで、発光しそうなくらいのカラーが有名で、これらはフランス領ポリネシアの島々原産のクロチョウガイ(Pinctada margaritifera)の海水産貝から採れる産物です。 母貝は、取引ではオーベルジン(ナス色、濃いグレーがかった紫)、ピスタチオ(黄色がかったグリーンからグリーンがかった黄色)、ピーコック(ピンクから紫のオーバートーンを持つ濃い緑がかったグレーからブルーグレー)などの名前で表現されることがあるボディカラーの真珠を産出します。 タヒチ養殖真珠は一般的には直径9〜14mmで、最も多く見られるものは9〜11mmです。 南洋養殖真珠:シロチョウガイ(Pinctada maxima)は海水養殖真珠母貝の中でも最も大きく、直径8〜20mm、平均して13mmの真珠を産出します。 シロチョウガイ(Pinctada maxima)には2種類の母貝があります。シルバー リップとゴールド リップです。 シルバーリップはほとんどがホワイトからシルバーの真珠を産生し、時にピンク、ブルー、またはグリーンのオーバートーンを持つものがあります。 ゴールドリップはほとんどがイエローからオレンジイエローの真珠を産出し、取引では「ゴールド」や「ゴールデン」と呼ばれます。 淡水養殖真珠:淡水産貝のヒレイケチョウガイ(Hyriopsis cumingii)または交配種から採れ、主に中国の湖、池、川で産出されます。 様々な形とサイズ(最大約20mm)、またホワイト、オレンジ、ラベンダー、紫などの天然の色があります。 またさまざまな色に染色もされます。 ジェモロジストは、その光沢からこの6月の誕生石にほれ込んでいます。光沢とは、真珠の表面から放たれる光の反射、また凸面鏡に跳ね返る光のような同心円状の真珠層のレイヤーから届く光です。 真珠の質感もまた魅力的です。天然真珠も養殖真珠も、歯に当ててこすると若干ざらざらした感覚があります。これに反して模造真珠は滑らかです。 また一方、ジェモロジストはX線を使用して真珠の内部構造を検査し、これにより確実に天然と養殖の真珠を分けることができます。 6月の誕生石:真珠の歴史と伝承 真珠の起源は先人達を魅了しました。 中東の古代の人々は真珠は天からこぼれてきた涙と信じていました。 中国人は6月の誕生石が龍の脳から生まれたと想像していました。 … Continue reading 6月の誕生石;真珠について知っておきたいこと