GIA は、世界で最もよく知られる数々のダイヤモンドのグレーディングを担ってきました。その卓越した専門知識で、お客様がお持ちのダイヤモンドもグレーディグいたします。
GIAは、すべての宝石についてラボラトリーグロウン ダイヤモンド(合成石または人工ダイヤモンドとも呼ばれる)、ダイヤモンド類似石、および処理の有無や方法の識別を行っています。また、専門のジェモロジストが、ダイヤモンドの 4C を厳格に評価するため、特別にコントロールされた照明と観察環境の下で、ダイヤモンドをひとつずつ丁寧に検査します。
ダイヤモンドのカラーグレーディング
光源と背景はダイヤモンドの外観に大きな影響を与えるため、ダイヤモンドのカラーグレーディングは規格化した観察条件の下でマスターストーンと比較して行われます。少なくとも二人のカラーグレーダーがそれぞれの評価をシステムに入力しますが、グレードに関する両者の合意具合やダイヤモンドの重量および品質によっては、さらに別のグレーダーが加わって色の鑑定を行い、その見解を入力する場合もあります。グレードは、十分に見解が一致するまでは決定されません。
ダイヤモンドのクラリティ(透明度) グレーディング
ダイヤモンドのクラリティのグレーディングは、標準的な観察環境で10倍に拡大して行われます。最初のグレーダーがダイヤモンドを入念に検査し、クラリティとフィニッシュの特徴や、フラクチャー充填あるいはレーザー ドリリングのようなクラリティ トリートメントが行われていないかを鑑別します。
次に、少なくとも二人のグレーダーがダイヤモンドのクラリティ、ポリッシュおよびシンメトリーに関して各自評価をつけます。その後、そのダイヤモンドの形とファセッティングスタイルに最も近い図が選ばれ、その上に確認されたクラリティ特徴が書き込まれます。
ダイヤモンドのカット グレーディング
GIAでは、カラーがDからZまでの範囲の標準的なラウンドブリリアントダイヤモンドについてのみ、ダイヤモンドのカットの品質に関するグレードを判定します。このカットグレーディングシステムを開発するために、GIA は15年以上にわたってコンピューターを用いたラウンドブリリアントダイヤモンドのモデル化を大々的に実行しました。そして、その妥当性を検証するために実際の石の観察を 7 万回以上行いました。このように開発されたシステムにより、現在では 3850 万種類以上の異なったプロポーションのカットグレードを予測することができるようになりました。
ダイヤモンドのカットを評価する GIA のグレーディングシステムでは、エクセレントからプアまでのグレードでダイヤモンドの全般的なフェースアップの外観を評価し、その石が放つブライトネス、ファイアー、シンチレーション(光との相互作用によって放たれるダイヤモンドのきらめき)の強度を予測します。GIAは、ラボラトリー グロウン ダイヤモンドかどうかを判断するため、提出されたすべてのダイヤモンドの選別を行います。
ダイヤモンドのカラット重量の測定
ダイヤモンドのカラット重量の測定は、小数第 5 位(1/10,000 カラットに四捨五入)まで測定可能な非常に精度の高い電子天秤を用いて行います。また、ダイヤモンドのプロポーション、寸法、ファセット角度の判定は光学的な測定器を用いて行います。